フロアポンプ(空気入れ)の選びかた|スポーツサイクルに必要なアイテム選び

初めてスポーツサイクルを購入されるお客様から「一緒に何を買ったほうが良いですか?」という質問をよくいただきます。ロングライド、マウンテンバイク、街乗りなど、目的によって変わりますが、共通して必要なのが「空気入れ・ポンプ」です。

スポーツサイクルの多くは、一般車(シティサイクル)より、タイヤの空気圧が高めに設定されていますので、定期的にフロアポンプを使って空気を補充してあげる必要があります。

そして、バルブ部分(空気を入れる金具部分)は、一般車に多い英式バルブと異なり、高負荷に耐えることが出来るフレンチバルブ(仏式/プレスタ)、もしくはシュレッダー(米式/アメリカン)を使用しています。最近の傾向としては、トレックの場合は、キッズバイクや、FX1ディスク/FX2ディスク、マーリン6/マーリン5などがシュレッダーバルブ式で、10万円くらいを境にシュレッダー/フレンチバルブが使い分けられているようです。

自転車のバルブの種類

英式(シティサイクル)

米式/アメリカン

仏式/プレスタ

空気を入れる金具部分のことをバルブと言います。バルブの形状には、英式(シティサイクル/一般車)、米式、仏式の3種類あり、以下のような特徴があります。

  • 英式:シティサイクルに使われている方式、取り扱いが簡単な反面、スポーツサイクルの高圧に対応することができません。
  • 米式:自動車やオートバイに使われる方式、取り扱いも簡単、高圧もOK、大きいのが難点。
  • 仏式:多くのスポーツサイクルに使用されている方式、高圧OKで、小型軽量、やや使い方に慣れが必要。

スポーツサイクルの場合、フレンチバルブの場合が多く、キッズバイクや、一部のクロスバイク、マウンテンバイクに米式バルブが使われています。空気入れ(ポンプ)を選ぶ際は、ご自身の愛車のバルブの種類を確認しましょう。

フロアポンプ選びで重視したい3ポイント

左:ボントレガー チャージャー¥4,840 / 右:デュアルチャージャー ¥8,900 (2022年6月現在)

当然、フロアポンプも、シュレッダーバルブ/フレンチバルブに対応したものが必要です。更におすすめしたいポイントが3つあります。

1つめは、本体(シリンダー部分)が金属製のしっかりしたものを選ぶことです。ロードバイクやクロスバイクは空気圧が高めな上、マウンテンバイクは太いタイヤのため、たくさんの空気を充満する必要があります。樹脂製のフロアポンプの多くは、ポンピング時にフニャフニャしてしまうため、無駄にたくさんのポンピングを行う必要があります。空気が入れやすい金属製のしっかりしたフロアポンプを選びましょう。

2つめは、空気圧を数値で確認できるゲージ(メーター/目盛り)付きのものを選ぶことです。車種によって、適正な空気圧は異なりますが、空気圧が低すぎると、パダリングが重くなるばかりか、凸凹でパンクしやすくなります。逆に空気圧が高すぎると、路面の細かな衝撃をタイヤが吸収できずに、非常に乗りにくくなるばかりか、スリップしやすくなり危険でもあります。適正な空気圧を維持することが快適に走るための基本であり、非常に重要なポイントです。

3つめは、補修部品が用意されているポンプを選ぶことです。フロアポンプも自転車のパーツと同様に、使っていくにつれて消耗する部分があります。例えば、空気を入れるヘッド部分は、長く使うにつれて樹脂が削れてしまい、バルブにセットしづらく、空気が漏れるようになります。ゴム製のホースも経年劣化により、硬く細かいひび割れが発生します。シリンダー内のパッキンも、消耗部品の1つです。どの部分も、使用頻度によりますが、数年で交換が必要な部品です。

ヘッド&ホース

内部パッキン

自転車本体や、自転車に取り付けるパーツと異なり、初めからフロアポンプを真剣に選ばれる方は多くありませんが、フロアポンプは1度購入すると、壊れてしまわない限り買い直すことが無いサイクルグッズの1つです。大手通信販売で購入できる手軽さもよくわかりますが、出来れば自転車本体と同じように、長い目で考えて選んでいただけると嬉しく思います。当店で取り扱いしてますボントレガー製のポンプは、もちろん1〜3をクリアしていますよ。

ポンプの使い方やチューブ交換に不安のある方はスタッフにご相談ください!随時講習いたします。(会員の方は無料、非会員の方は用品お買い上げ時に無料で講習)※土日祝日等の混雑時にはできない場合もあります。ご了承ください。

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