トレックはプラスチック廃棄物の少ないクリーンな世界の実現を目指して、2024年までに梱包でのプラスチック廃止を達成するのを目標にしており、バイクやボントレガーアクセサリーなどのパッケージから石油由来のプラスチック部品を取り除くのに取り組んでいます。2021年6月のリリースによると、バイクの梱包方法を見直すことで、合計約191トンの廃棄物を削減ことに成功したそうです。
工場からお客様の手元に届くまで、製品の安全性と保護性を保つために梱包はとても大切です。製品の梱包方法を変えるたびに、その効果や環境への影響を検証しています。バイクを例にとると、1箱(1台)あたりプラスチック製の梱包材を7個減らせたモデルもあれば、42個も減らしたモデルもあります。マウンテンバイクのMarlinの例を紹介します。
この写真は、組み立て前の大きな箱から出した自転車の姿です。以前の梱包と、現在のものを比較すると、タイヤの上下に巻かれているクッション材、ハンドルやフロントフォークに巻かれていたクッション材が、紙製のものに変わっているのがわかりますか?またダウンチューブなどを覆っているクッション材も同様に紙製に変更されているのがわかります。
梱包材だけを見てみましょう。
わかりやすくするために、紙製の梱包材(左)と、プラスチック製の梱包材(右)の間に緑色のラインを入れてみました。随分と割合が変わっていますね。
プラスチック梱包材の中には、リサイクル可能なものと、リサイクルが難しいものがあります。一部には、リサイクルやアップサイクルのしやすいプラスチックを選択。例えば、小さな部品を包むプラスチックラップを、より耐久性のあるジップロック式の袋に変えたり、タイラップをナイロン製の紐に変えたりしています。
これらの変更は、地味なものかもしれませんが、その積み重ねは大きな成果につながったと言えます。
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