トレックFX3ディスク 2022年モデル
トレックFX3ディスク 2022年モデル(¥99,000)が登場しました。クロスバイクならではの利便性に、快適性とスポーツ性をプラスしたFX3ディスクは、高性能クロスバイクの大定番です。
とにかくカラーが美しい!
まず印象的なのは、カラーリングの美しさではないでしょうか。特に新登場のグラデーションパターンのブルー(Alpine Blue to Deep Dark Blue Fade)とレッド(Viper Red to Cobra Blood Fade)の2台は、スポーティですが、決してやりすぎ感のないエレガントさが上手にバランスされています。普段着でもスポーツウエアでも似合いそうですね。定番のマットブラック(Matte Dnister Black)は、TREKのロゴ部分がヘアラインの入ったシルバー、ホワイト(Crystal White)のTREKロゴ部分は、Trek-Segafredo Women’s Teamのようなネイビーで描かれており、上品なんだけど、どこかレーシーさも感じさせてくれます。2022のカラーは正直どれも当たりだと思います。
シンプルな1×11速ドライブトレイン
2022モデルのFX3ディスクは、1×11速(2021モデルは2×9速)が採用されています。前側(クランク/ペダル側)の変速機を廃する代わりに、後輪側のギアを大型化(写真でわかりますか?)することで、勾配のある坂道から、高速巡航までをカバーしています。実は最近のマウンテンバイクで主流となっているコンセプトで、部品点数が少なくなることによる軽量化、メカトラブルやメンテナンスも減るメリット、変速操作がシンプルで効率的というメリットもあります。デザイン的にもスッキリとしてカッコ良く見えますね。
シャープな走りと、マイルドな乗り心地
歴代のFX3で共通するのが、走りの軽さと、乗り心地の良さを両立していることがあげられます。FX3ディスクは、兄弟車種であるFX2ディスク、FX1ディスクと比較した場合、細めのタイヤが装着されています。一般的にタイヤを細くすると、走り(漕ぎ)は軽くなりますが、ゴツゴツと段差を感じやすく、乗り心地は悪くなりがちです。そこでFX3ディスクは、フロントフォーク(前輪を支える大きなパーツ)に振動吸収性のあるカーボン素材を採用し、更に振動吸収性を高めた専用設計のハンドル&グリップを用いることで、細めのタイヤを使うことで生じるデメリットを軽減しました。走りと乗り心地という相反する要素を両立させています。
軽量なアルミフレーム
トレック独自のアルファアルミニウムをハイドロフォーミング加工した軽量なアルミフレームです。強度が必要な部分は太く、しなやかさが必要な部分は、細く小さくアルミパイプを加工した上で溶接されます。また、ブレーキ/変速ケーブルは、フレームに内装されています。雨やホコリからカバーされることで、メンテナンス頻度を減らすメリットがあります。見た目もスッキリして良いですね。
コントロールしやすいシマノ製油圧ディスクブレーキ
前後のブレーキは、シマノ製 MT201 ハイドロリック(油圧式)ディスクブレーキが使われています。自動車やオートバイにも使われている油圧式ディスクブレーキは、小さな握力でも十分な制動力を発揮しますので、結果的にスピードコントロールが容易になります。またディスクブレーキには雨の日でも制動力が、ほとんど変わらないというメリットもあります。操作方法は従来の機械式ブレーキと変わりません。
自分好みにカスタマイズが可能
自転車通勤、ツーリング、フィットネッス、様々な用途に活躍するFX3ディスクですが、様々な別売りオプションを取り付けることで、自分だけの1台を作り上げることが出来ます。通勤通学用には、フェンダー(泥除け)やサイドスタンド、キャリアやバッグ。ツーリング用であれば、距離やスピードなどの走行データを表示するサイクルコンピューターや、スマートフォンのサイクリングアプリに走行データを送信するBluetoothスピードセンサー、ウォーターボトルや携帯ツールとサドルバッグ、明るいフロント/リアライトなど、様々なパーツを取り付けることができます。
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